ここでは、資産運用サービスの中で人気のWealthNavi(ウェルスナビ)の 始め方について、詳しく解説していきたいと思います。
ウェルスナビを運営している会社は、金融取引業の事業をしている企業で、ウェルスナビ株式会社といいます。
エンジニアや有識者が集まったベンチャー企業で、独自の金融アルゴリズムを用いたロボアドバイザーを、資産運用サービスに取り入れています。
▼ 目次
ロボアドバイザーってなに?
ロボアドバイザーは、自動的に投資や資本管理が出来るようにシステム化されたロボットのことです。
ウェルスナビ株式会社は、SBI証券、住信SBIネット銀行、イオン銀行などと業務提携契約を結んでいて、それらの銀行、証券会社などが、ウェルスナビのロボアドバイザーとタイアップしてサービスを提供しています。
自分で投資を始める時には先ず、投資スタイルの基本である、資産配分と金融商品の組み合わせを勉強することから始めますが、ウェルスナビのサービスを利用すれば、それら全てをロボアドバイザーが代わりにやってくれます。
自動で資産運用が可能なウェルスナビのロボアドバイザーは、口座にお金を預ければ、毎月自動で積立を行なってくれます。
初心者の方でも、知識不要で資産運用ができますので、デイトレードやスイングトレードといった、自分で資産運用をするためのスキル等が全く不要になります。
何年か前に、株式取引や為替証拠金取引でデイトレードをするのが流行った時期がありました。
しかし、自分でやる投資は想像以上に難しく、思いの外利益を上げられないばかりか、資産をすっかり失ってしまった人も中にはいます。
ウェルスナビは長期投資が必要
ウェルスナビを使った投資のスタイルは、長期投資の積立運用が基本となります。
投資対象銘柄は海外の投資信託になるのですが、それらの銘柄に対する知識を全くもっていなくても、ウェルスナビの金融アルゴリズムがデータを分析して、最適な銘柄でポートフォリオを組んでくれます。
また、資産運用を全てウェルスナビに預けることで、時間を割かれることもなく、投資に依存してしまうこともありませんので、そういった面でもウェルスナビのロボアドバイザーは役に立ちます。
さてそんなウェルスナビですが、始める前に最初に知っておきたいことは、どの程度のリターンがあってどの程度の経費がかかるのかについてでしょう。
ウェルスナビの平均的なリターンは、大体年率で3〜6%前後が相場です。
これを金額で換算すると例えば1000万円を預けたとして、1年間まともに運用した場合、6%の利率を稼いだとすると、60万円の配当金を受け取れることになります。
今の銀行金利は、小数点以下の利率ですのでそれと比べると、はるかに高い数字だということがわかります。
それを長期的に運用していくと、順調にいけば複利計算でどんどんと資産が増えていきますので、まとまった資金があれば、ただ預けるだけで、かなり効率的なお金儲けができるということになります。
しかし相場というのは、常に堅調というわけではありませんので、どこかで必ず下がり基調の時期がやってきます。
そういう時には、ウェルスナビの分散投資の効果が発揮されます。
分散投資というのは一見非効率のように見えますが、安い時に買い増しが行われ、時間的なリスクを効果的に分散することができますので、下がり基調の相場の時でも取得平均を下げながら銘柄が買われていくことになります。
言い換えるとお値打ち価格で、銘柄が買えるということです。
しかも高い時よりも安い時の方がたくさんの数を変えますので、もし将来的に値を戻した場合は、それらの銘柄が投資家に大きなリターンをもたらしてくれるでしょう。
特に長期投資になればなるほど、このリターンは大きなものになります。
やはり、理想の投資のスタイルは、長期で、ゆっくりと先を見据えた資産運用が本当の意味の投資であり、お金を活かす資産運用ではないかと思われます。
ウェルスナビのように、全てを自動で行なってくれる資産運用サービスがあれば、貯金のような感覚で簡単に利回りの高い資産運用を体感することができるでしょう。
ウェルスナビの口座開設の注意点
さてそんなウェルスナビですが、口座開設を申し込みする時に注意点が一つあります。
それは特定口座の源泉徴収ありを選択した方が良いということです。
ウェルスナビに資産を預けていて利益が出た場合は、確定申告をして、納税をしなければなりません。
ですが、特定口座の源泉徴収ありを選択して口座を開設しておけば、確定申告から納税までを全て代行して行ってもらえます。
そうすることで年明けの2月3月にやってくる確定申告の時期にも、確定申告書作成のために労力を割くことなく、楽に納税時期を超えることができるでしょう。
必要経費の計上をする時はどのみち還付申請として、確定申告をすることになりますが、そうでない場合は確定申告が不要になりますので、この口座はおすすめです。
他には一般口座や、特定口座の源泉徴収なしという口座もありますが、どちらも一般の投資家にはあまり関係のないことですので、あまりそちらで口座開設をするメリットはありません。
この辺りは株式の証券口座と似ていますので、株式投資の経験者なら分かるかと思いますが、初めての人はウェルスナビのホームページで口座開設に関するQ&Aなどをよく読んでから、申し込むようにしましょう。